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エンジン回転に応じて色々な異音がするというカローラワゴン。
ボンネットを開けるまでもなく、パワーステアリングポンプから激しいうなり音あり。
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パワーステアリングポンプで加圧されたフルードがステアリングギアボックスへと向かうパワーステアリング高圧ホース(黄色矢印)よりフルード漏れ。
それによりパワーステアリングポンプ内のフルードが足りずにエア噛みを起こして、異音が発生していました。
イメージ 3ホースを取り外す際にフルードがこぼれてくる(黄色矢印)のですが、フレーム(エンジ色矢印)に掛かってしまうと場合によっては窪みや穴に溜まってしまい、納車後にお客様の駐車場に垂れてしまう事もあるので、ビニール(赤矢印)を張って、車両を汚さないように気を付けて作業します。
 
 
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今回、パワーステアリングホースの金具との勘合部分全てからフルードが噴き出していました。
エンジン回転と同調した異音がもうひとつ。
 

ストップランプが点灯しないというエスティマ(TCR10W)。
すごく稀にストップバルブ全部切れという奇跡?もありますが、基本的には電源、アース、スイッチ、配線などを調べていきます。イメージ 5
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ブレーキペダルから上を覗きこむとブレーキランプスイッチ(水色丸印)があります。
ブレーキペダルにリンクしている部分(黄色矢印)がペダルを離している時はストップランプスイッチ(赤色丸印)を押しこんでスイッチオフ、ペダルを踏むとストップランプスイッチ(赤色丸印)が飛び出してスイッチオンになります。
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ストップランプスイッチの端子部分は埃まみれで焼けていました…が、これが原因ではありません。
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ストップランプスイッチを分解してみると、両端子(赤色丸印)にスプリングの力で金具(青色矢印)が押しつけられて(ペダルを踏んだ状態…ややこしい?)接点がオンになっているのですが、接点を起こしてみると…
 
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片側の接点だけが焼けて接触不良を起こしていました。この熱によって端子部分のハンダが溶けたところに埃も焼き付いていたようです。
分解してみるとかなりレトロに見えますね。
スプリングに乗っている金具の座りが悪く、後からくっつく接点側で焼けてしまうようで何台も交換作業をしていますが、ペダル近辺がかなり狭いので、手の大きい私はかなり苦労する作業です…。
 
 
 
 
 

真冬に暖房が効かず水温計が全く上がらないというミニカトッポ。
停車して暖機すると水温が少しは上がるが、走行すると極端に下がるのでサーモスタットを調べることに。
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ラジエータホース(黄色矢印)がエンジン本体へと繋がっているハウジング(黄色丸印)の中にサーモスタットがあります。
 
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右画像はハウジングを外したところ。
エンジンが温まるまでは弁が閉じていて、水温がある一定の温度まで上がると弁が開きラジエータ本体へとクーラントを循環させて冷却させる役割をもっています。
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冷えた状態のサーモスタットはスプリングの力でパッキン(緑矢印)が本体(水色矢印)に接地して弁が閉まっているのですが、この車両(左側)のサーモスタットは閉じ切らずに隙間(黄色矢印)ができてしまっていた為、常にラジエータ本体にクーラントが循環されてオーバークール状態でした。パッキンもボロボロ…。
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エンジン本体とハウジングの合わせ面を砥石で綺麗に磨いてから新たなサーモスタットを取り付けて作業完了です。
 
 
 

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