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フューエルリッドが開かずガソリンが入れられないH15のミラ。
この車はサイドブレーキ脇のレバーを引くとテールゲートが開いて、押すとフューエルリッドが開く仕組みなのですが、押しても全く手応えなし…。
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ケーブルは左上画像のレバー(黄色丸印)からフロアカーペットの下を黄色点線にそって通り右上画像のリアシートの脇を通って(緑色点線)フューエルリッドとテールゲートへと繋がっています。
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左上画像の黄色丸印部分でケーブルが分岐するのですが、右上画像の黄色矢印がテールゲートへ、水色矢印がフューエルリッドへと繋がっています。
通常レバーを押すと水色矢印のケーブル被膜が右方向へ動き、結果的に中のケーブルが引っ張られる仕組みなのですが、赤色矢印部分が割れて離れてしまっているせいで引っ張れない状態になっていました。
テールゲートへと繋がっているケーブル(黄色矢印)はフューエルリッドの少し後ろで狭い筒状のボディの中を90度折れて通っているので、新しいケーブルを通すのが少し面倒です(数台作業しているので慣れましたが…)。
お客様の使用上の問題ではなく、単に部品の耐久性の問題なので、もう少し丈夫な作りにして欲しいですね。
 
 
 
 
 
 
 

お客様が持ち込まれた汎用イグニッションコイルで交換作業を実施したティーノなのですが、納車してから数日後に”また以前のように信号待ちで車体がブルブル振動して吹け上がりも悪い”とのご連絡。
車両をお預かりすると、試乗するまでもないほど明確に体感できる異常な振動で、もはや1気筒のミスどころではない感じ。
前回の作業中から、1個3000円位のどこの会社で製造されたかも分からないイグニッションコイルに不信感を抱いていたので、お預かりして真っ先にパワーバランステストを実施。すると、3番、4番シリンダーが怪しかったので点火指示信号をオシロスコープで測定してみたところ…。
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1次コイルが断線している時の波形にすごく似ている波形が読み取れました。
 
 
 
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こちらが、前回取り外して保管してあった6万km使用した純正品の正常な波形。
 
 
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イグニッションコイル不良は明確な為、部品を取り外して確認しようとすると、頭だけが抜けて胴体部分がスパークプラグに刺さったままの状態に…。
プラグホールの中なので手を変え品を変え頑張って引っ張ったのですが、熱で傷んでしまったせいなのかボロボロと割れてしまいました。中には無事なものも。
 
イメージ 1純正品と同等という説明で購入したそうですが、見た目的にはそっくりなもののゴムやプラスチック部分の質感や強度が違い、プラグから外す程度では引きぬけない筒の部分を取り外してみても中のスプリング部分の形状や構造がまるで違いました。
左画像の右側が純正部品。
お客様にご説明、ご納得頂いて純正のイグニッションコイル(6本で6万円)で交換作業をする事になりました。当たり前ですが何の心配事もなく完治です。
火が飛ぶには飛んでいたようですが、不完全燃焼でCO値が2.8%まで上がっていましたが交換後は0.01%でした。
 
 
 
 
 
 

エンジンチェックランプが点灯している日産ティーノ。
故障診断機にてトラブルコードを読取るとP0350(点火系統の異常)。
パワーバランステストを実施すると、5番シリンダーのイグニッションコイルが不良と判明。ちなみに5番と6番を入れ替えると不良個所も移動。
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V6(VQ23)エンジンなのですが、エンジンカバーを外した右上画像の赤丸印の所にイグニッションコイルが3個づつ取り付いています。
ご覧の通り、上側赤丸印(バンク1)のイグニッションコイルはインテークマニホールドを取り外さないと交換出来ません。
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こちらがインテークマニホールドを外したところですが上3個のうち一番右が5番です。
お目当てのイグニッションコイル(黄色丸印)がやっと出てきました。
 
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右画像、左半分のイグニッションコイル6個中1個(黄色丸印)のみ不良だったのですが、6個全部の同時交換をお薦めしましたところ、金額が1個9996円と高額な為、お客様が持ち込まれた1個3000円位のネットで購入した汎用品(右半分)を取付けました…(これが後のトラブルへ)。
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赤矢印3か所のガスケットは再利用不可部品の為(ここから2次空気を吸い込んでしまうとエアフローメーターで測定された空気量の数値と実際エンジンに取り込まれる空気量の数値に差が出て、トラブルの原因となる)、分解する度に交換となります。
 
 
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こちらが電制スロットルボディまで取り付けたところです。
イグニッションコイル、スパークプラグともお客様の持込部品で、尚且つ新品だったという事もあり、トラブルコードを消去、学習、特に試乗もせずそのままご来店頂いたお客様へと納車。
つづく…。
 
 
 
 

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