ガソリンスタンドでエアコンガスを入れて2日で効かなくなってしまったので修理したいというご依頼。
ゲージを取り付けて測るとガスがほとんど入っていない…という事はガス漏れ。もう一度、ガス漏れを検知する探査液(蛍光液)と一緒にエアコンガスを充填し、ガス漏れ箇所を調べます。
コンプレッサーから高圧で液状のガスがコンデンサーで冷やされ、レシーバタンクでゴミを取り除かれ、エキスパンションバルブからエバポレータ内に噴射され、低圧ガスがコンプレッサーに戻って…とエアコンガスの旅は結構長いのですが、今回のガス漏れ場所はエバポレーターという冷媒装置でしたので交換します。
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助手席前のグローブボックスを外した所に恥ずかしそうに隠れている黄色い矢印の物体が、今回交換する冷媒装置です…ダッシュボード外しになります。
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ダッシュボードを取り外すとやっと冷媒装置(緑円)の全容が見えてきました。
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緑色の線から左側を全て切り離します。風を送り込むブロアモーターとエアコンガスを噴射するエキスパンションバルブ、エバポレーターが一体式になっています。
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冷媒装置を取り外したところ。エンジンルームのレシーバタンクから入ってくる高圧側ガスの配管(青い矢印)とエンジンルームのコンプレッサーに戻っていく低圧側ガスの配管(緑の矢印)から切り離します。
冷媒装置の分解は次回。