エンジンチェックランプが点灯している日産ティーノ。
故障診断機にてトラブルコードを読取るとP0350(点火系統の異常)。
パワーバランステストを実施すると、5番シリンダーのイグニッションコイルが不良と判明。ちなみに5番と6番を入れ替えると不良個所も移動。
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V6(VQ23)エンジンなのですが、エンジンカバーを外した右上画像の赤丸印の所にイグニッションコイルが3個づつ取り付いています。
ご覧の通り、上側赤丸印(バンク1)のイグニッションコイルはインテークマニホールドを取り外さないと交換出来ません。
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こちらがインテークマニホールドを外したところですが上3個のうち一番右が5番です。
お目当てのイグニッションコイル(黄色丸印)がやっと出てきました。
 
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右画像、左半分のイグニッションコイル6個中1個(黄色丸印)のみ不良だったのですが、6個全部の同時交換をお薦めしましたところ、金額が1個9996円と高額な為、お客様が持ち込まれた1個3000円位のネットで購入した汎用品(右半分)を取付けました…(これが後のトラブルへ)。
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赤矢印3か所のガスケットは再利用不可部品の為(ここから2次空気を吸い込んでしまうとエアフローメーターで測定された空気量の数値と実際エンジンに取り込まれる空気量の数値に差が出て、トラブルの原因となる)、分解する度に交換となります。
 
 
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こちらが電制スロットルボディまで取り付けたところです。
イグニッションコイル、スパークプラグともお客様の持込部品で、尚且つ新品だったという事もあり、トラブルコードを消去、学習、特に試乗もせずそのままご来店頂いたお客様へと納車。
つづく…。