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縁石乗り上げたら右前タイヤが外れてしまったというワゴンR。
タイヤが外れるといってもハブボルトが4本同時に折れなければタイヤは外れることもないし…。とりあえずロードサービスで運ぶというので待機。車が到着して見てみると右前タイヤが骨折したようにグラグラしていた。タイヤの下側を支えているロアアームボールジョイントが腐食による劣化で外れてしまっていた。
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エンジ色の矢印が車体からきているアームの受け皿で黒色の矢印のボールジョイント嵌っているのですが、ゴムブーツが破れてそこから水が入り腐食、劣化して外れてしまったようです。ちなみに下側の部品が新品です。
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更に悲しいことが、このロアアームのボディ側付け根の取付ボルト(赤色の矢印)が隙間が足りずにエンジンオイルパン(黄色の矢印)にぶつかって外れなかったので、フロント、リアエンジンマウントや余裕のないラジエータホースなどを外しエンジンを10センチ以上、上に持ち上げて外しました。
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こちらが新品のロアアームを組み付けた状態です。このロアアームの上側が全て支えるものがなくグラグラになってしまうのは非常に怖いです。今回は、駐車しようと縁石に乗り上げ、落ちた衝撃で外れてしまいましたが、走行中の段差で外れたら大事故につながるところでした。こちらの車両は当店で初めて作業するお車でしたので、念のために反対側も交換させて頂きました。安心、安全が第一ですね!

まず空研ぎの#1500で肌の荒い部分を研いでいきます。空研ぎの良い所は研いでる量を目で確認しながら作業できるので研ぎムラが抑えられます。
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そして水研ぎで番手を上げていき最後は#2000以上のバフレックスまで手作業でいきます。
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次の工程はポリッシャーという機械をつかって液体コンパウンドでバフ掛けをしていきます。このコンパウンドも極細目、超微粒子、仕上げ用と3段回で磨きあげていきます。上の画像は極細目をボンネット、フェンダーと磨いている過程です。
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最後まで磨きあげた状態です。塗装をしていない左フロントフェンダーとも色ズレなく綺麗に仕上がりました。
お車をすごく大事に乗られているお客様でしたので、すごく喜んで頂きました。

マスキングをしてから、塗料を吹き付けていきます。
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こちらの車両は3コートパールといって、赤の下塗色、パール入りの赤塗料、クリアーと3段回で吹き付けていきます。
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3コートパールの2番目に塗装するパール塗料は、重ね塗りする回数によって仕上がりの色見やパール感が変わってしまうのでかなり神経をつかいます。隣接するパネルにかなり近いところまで調合した塗料を台無しにしかねない一発勝負です。
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無事にクリアー塗装まで終了したところです。この状態ですと表面の肌が荒れているので、ここから充分に乾燥させてクリアーの磨き作業にはいります…つづく。

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