2010年07月05日

三菱　ミニキャブ　ハブベアリング交換

左フロントハブベアリング交換作業。

こちらが取り外したハブベアリングになります。

車両から取り外した左側のハブベアリングはインナーレースを手で回すだけでゴロゴロとした引っ掛かりが感じられます。

新品のハブベアリングにスピンドルを圧入します。

このハブベアリングを固定している４本のボルトに、この近辺の重要な部品すべてがかかっているので、トルクレンチを使用して、しっかりと規定トルクで締め付けていきます。

このボルトが弛んで外れるとハブごとタイヤが外れます…怖いです。

取り外していた部品と全て組み付けて完成です。

2010年07月03日

ハンドルを右に切ってカーブを曲がる時だけゴロゴロっと異音がするミニキャブ。

カーブで車両荷重が多くかかる時に、より大きな異音がするので左フロントハブベアリング不良と判断。

左フロントハブベアリングの交換作業ですが、まずタイヤを外します。

そして、ブレーキキャリパー、スピンドルナット、ブレーキディスクローターを外します。

次に、真ん中のスピンドルを外して残った部分がハブベアリングです。

ハブベアリングも取り外すと何とも頼りなさそうな状態に見えます…。

ここに車軸やブレーキなどの重要な部品が付いてるのが凄いですよね。

2010年06月23日

トヨタ　カローラ　鍵が抜けない

パーキングに入れてエンジンを切っても鍵が抜けないというカローラ。

まず、キーシリンダー近辺のカバーを外してみる。

画面中央下側にある四角い部品がキーロックソレノイドといい鍵の抜き取りを制御しています。

通常、シフトレバーがパーキングに入るとキーロックソレノイドに来ている電流が遮断されピン（黄色の矢印）がキーシリンダーのボタン（青色の矢印）に押し戻されて鍵が抜ける仕組み。

しかし、この車輌はシフトレバーをパーキングに入れてもキーロックソレノイドに電流が流れ続けている。

そうなると、シフトレバーがパーキングにあるかどうかを見極めているシフトロックコントロールスイッチか、そこからの信号をもとに制御をしているシフトロックコンピューターのどちらかの不具合が考えられます。

こんどはシフトレバー近辺のパーツを外していきます。

この青い矢印の部品がシフトロックコントロールスイッチで白い矢印の部品がシフトロックコンピューターです。

正常時にはシフトロックコンピューターよりシフトロックコントロールスイッチに電気が流れパーキングに入っているかどうかの信号をフィードバックしているのですが、そのシフトロックコンピューターからシフトロックコントロールスイッチまでの電源が来ていませんでした。

シフトロックコンピューターの電源、アースとも問題なかったので、シフトロックコンピューター不良と判断し交換。

無事に鍵が抜けるようになりました。

鍵が抜けないので挿しっぱなしのままスペアキーでドアの開閉をして乗られている方もいますが、ガラスを割られたらそのまま乗っていかれてしまうので修理をおすすめします。